アコースティックギターについて、試行錯誤してみようと思います。
現在のメインギター、タカミネのニューハカランダなんですが、
よく言われているタカミネギターの特徴である、
「高い音、硬い音」がとても顕著なように、特に最近思います。
その高音がキンキンする感じが、
歳のせいか耳に痛くなってきました(涙)。
なので、もっと低音をふくよかにし、高音を抑えたいなと。実際、ライブでPAにつなぐ際はプリアンプの高音をかなり落としてますし。とはいっても、今更木材を換えるわけにもいきませんので、
まずは簡単にできるところから。
(それに使っている材は悪くないものだと思ってますし。)となると、弦やその他周辺パーツ(ナット、サドル、ブリッジピンなど)
を換えてみるといった辺りが現実的ですよね?
(他に妙手があったら教えてください!)弦はもっぱらマーティンの赤(Light012のセット)を使ってましたが、
同じくマーティンのフォスファーLightにしてみました。
→多少まろやかにはなったような気がしますが、やっぱりマーティンの音ですね(当たり前ですが)。
仕方ないので、ギブソンの弦を試してみようと思い、買ってきました。
これはまた別の機会に。
で、今回の本題は、ブリッジピンなんです。
ブリッジピンって、ブリッジに弦を通す際、
弦を抑える役目をしているパーツですね。

弦を抑えている丸いのが、ブリッジピンです。
僕のタカミネはこの写真の通り、プラスティック製が使われていました。
でね、それをエボニーという木材製にしてみようと言うわけです。

これがエボニー製のブリッジピン。ピックボーイというブランドでした。
プラスティックだと弦振動を吸収してしまって、
本来ボディ(ブリッジ?)に伝わるべき弦振動が伝わらなくなって、
ギター全体の鳴りに影響を及ぼしているらしいと知ったからです。
で、エボニーって木なんですけど、硬い木らしいので、
その辺の吸収力が少なくて、弦の振動に対する抵抗が減るんだそうです。
(ホンマかいな?って思ってました。音出すまでは。。。)ちなみに、左がプラスティック、右がエボニーの比較です。

太さは同じでしたが、長さが若干エボニーの方が短かったです。
(装着には問題なさそうです。)
で、エボニーを付けてみた様子です。

サドルが白いまま(多分牛骨)なので、黒いピンがちょっと浮いて見える気が。。。
見た目はアレなんですけど、これ凄いですよ。
かなり鳴りは良くなりました。
よく、音が変わるという表現をされている方もいますが、
僕の印象では、音は変わらないように思います。
(鳴りを音と言っているのであれば、この限りじゃないですけども。)
とにかく鳴りが良くなって、音が大きくなった気がします。
倍音の感じも以前よりよくわかります。
白玉流した時、サウンドホール辺りで、グワングワンします。
ただ、ポイントは、音自体は変わらずに、鳴りだけが良くなるので、
(構造からして、ブリッジピンの影響なんてそんなもんですよね)
音自体に問題がある場合はこれでは解決しないかなと思いました。
でも、これからはエボニーピン使いますけどねw
プラスティックには戻れないわ。(と思ってます、今は。)
くりっち